初めてやった時のパチンコはつまんねぇ…
前回はパチンコ屋のイメージを書きましたが、今回はその続き、初めての実践編です。
仕事終わりに先輩から
「いいところに連れて行ってやる」
と言われた。正直仕事終わりに何処かに行くのは体力使うから帰って寝たい性格だった自分は嫌々ついて行った。
初めは「いいところ」と言われたときは風俗系かと思い、移動中もさらに嫌気が増していた。
車を降りるとそこはパチンコ屋だった。
「なんだパチンコ屋か」と安堵したが、不安はすぐに訪れた。
…今から金使うの!?せっかく働いて稼いだ金を馬鹿みたいに消費するの!?
ため息が漏れた。
「初心者のお前はまずジャグラーやれ」
と人生最初のスロットは
「アイムジャグラー」
若者からお年寄りに人気の機種で、その人気は自分が打った2008年から衰えていない。
先輩から手解きを受け、お札をコインに代える。回す。一気に3000円を失う。
…帰りたい…362
その時、左のランプが光った。
…何かついた…なんだろう。よくわからず回していると
「当たってるぞ」
といわれ先輩に言われ、7を目押ししてくれた。
大当たり中に流れる大音量の音楽に耳をやられながら、終了。
一時してまた当たる
その日はそのまま閉店を迎えたが、3000円勝ち。
「良かったな」
と先輩に肩をたたかれる。
初めは帰りたいと思っていたが、勝つとやはり嬉しかった。
煙草の煙が充満し、大音量の音が流れる店内を出ると驚くほどの静寂が自分を出迎えた。
清々しいほどの静寂と涼しげで清潔な空気。さらには夜遊びも初だった為、何かが自分の中で吹っ切れた感じがした。
これが今に渡りパチスロを続ける序章だった。